メープルシュガーの機能性 その1

お酢をおいしく!NONツーン効果

(参考資料:「メープルシュガーの食品加工における機能性」香川大学農学部 早川 茂教授)

メープルシュガーで、すっぱさがやわらぐ!

体内の疲労物質を燃やしてエネルギーに変えてくれるお酢。
健康にいいとわかっていても、あのツーンとする刺激と酸味が苦手。
そんなお酢嫌いさんにも朗報です。

砂糖とメープルシュガーを、それぞれすっぱさの素になっている3種類の酸の溶液に加えて、すっぱさの変化を見てみると…
(ちなみに、pHが低いほどすっぱく、上昇するほどマイルドになります。)

乳酸に加えてみたら

乳酸に加えてみたら

●乳酸(0.5%溶液)では砂糖を加えても酸味は同じですが、メープルシュガーだと量が増えるほど酸味が和らぎます。

クエン酸に加えてみたら
クエン酸に加えてみたら 

●クエン酸(0.5%溶液)ではより酸味の強いクエン酸でも、メープルシュガーがすっぱさをやわらげる同様の働きが見られます。

酢酸に加えてみたら酢酸に加えてみたら

●酢酸(1.0%溶液)ではややマイルドな酸味の酢酸にも、メープルシュガーは他の酸と同様の酸味をやわらげる働きをします。

なるほどNONツーン効果、大!  そのわけは

なぜメープルシュガーは酸味をやわらげるのでしょう?
それはミネラルが多いから!

特に多く含まれるカルシウムには、酢酸、クエン酸、乳酸などと反応して酸味を大きくやわらげる働きがあるのです。
また、メープルシュガーにはマイルドな酸味のL-リンゴ酸が多く含まれ、これも酢酸やクエン酸のきつい酸味をやわらげる働きをします。

NONツーン効果のわけは、体にうれしいミネラルやL-リンゴ酸だったのですね。

プレーンヨーグルトやお酢を使ったサワードリンク、キュウリなどの酢の物…ぜひ、メープルシュガーを加えてみてください。