ビールの友だチキン〜C&B★

たまねぎもコリアンダーもおおらかにザクザクとぷにゅっとパプリカチキンボールビールの友だチキン〜香る肉団子の甘酢編

前回に引き続き、今回もビールの友達作りに励みます!

同じ友達でもビールと親友になるにはいくつかのキーワードがあると思います。まずスパイスとメープルは大前提として、味が濃い、ちょい油っぽい、刺激的な風味。
はい、つまり今回も中華アレンジで〜す!

う〜む、考えただけで食欲がわいてきましたっ。早く喉をごくごくと言わせたいっ。そのためには働かなければいけませんね。

ということでさっそく調理に進みます。チキンでも今回はミンチを使用。
(ミンチは自分で作ってもおいしい)

スパイスは続フレッシュコリアンダー!
(あればあるほどおいしい。嫌いな人もこの際ぜひトライ)

で、なんだかんだと調味料をいれたくなるかもしれませんが、ここはあえて控えてください。自然の食材というものは(ここでは素材やスパイスの風味)、とても個性が強い反面、少しのことで死んでしまう弱さも持ち合わせています。

大事なのは和らげることと助長することのバランス。だから少〜しシナモンを入れて肉の甘みをフォローします。(シナモンは肉の臭みを好転させてくれる)

でもって胡椒で解毒。
(胡椒は香り以外にも、消炎剤、酸化防止剤として使う考え方もある)

本来は豚や羊などに使うべきものですが、今回は香り付けのためだけにスターアニス(八角)も少し。
(八角は鎮痛剤、風邪薬、芳香剤として使う考え方もある)
全体の旨味はメープルが底上げしてくれることでしょう。

色合えに各種パプリカを使いましたが、もちろん何をいれてもかまいません。ネギやタマネギ、しいたけ、グリーンアスパラ、ヤングコーン、たけのこ、などなど。

この料理は食べるだけでなく、調理するのもなかなか楽しいです。工程にメリハリがあるところがいいんでしょうね。

肉団子ですから手の平でぷにゅ〜と搾り出すように握って、もう片方の手でくりっとつまみ、それでもって強火の油の中に落とすとチャーーーッ。最後はスピーディーにたったかたーん♪とリズムよくフライパンをまわして出来上がり。

チキン、スパイス、中華、メープル、そしてビールといった、夏の重大キーワードが一杯につまった創作料理でございます!

(「ビールの友だチキン」シリーズはまだつづく)

☆With メープルシュガーレシピ18
『ビールの友だチキン〜香る肉団子の甘酢編』(約2人分)
*C&Bの意味: C=コリアンダー B=ボール

香る肉団子の材料
鶏ミンチ肉(赤身) 200g
タマネギ  1/2個
ニンニク  1片
ショウガ  小さじ2くらい
玉子    1個
片栗粉   小さじ1くらい

スパイス等
塩   小さじ1/3
胡椒  少々(黒胡椒がベスト)
シナモンパウダー  ひとつまみ
スターアニスパウダー ほんのひとつまみ(入れ過ぎ注意)
フレッシュコリアンダー たっぷり

甘酢
醤油    大さじ1〜2
酢     大さじ2
メープル  大さじ1〜2
チキンブイヨン 100cc
片栗粉   小さじ2くらい
*好みに応じて調節してください。

その他
パプリカ(赤、黄)1個ずつ
ピーマン  1個
油     揚げるのでやや多めにご用意を
ごま油   ひとたらし

ビール   1本?(うっしっしっ〜)

1.甘酢の素材をあわせておく。よく溶いておく。

2.パプリカなどは適当な大きさに切り分けておく。

3.ニンニクとショウガはすりおろしておく。

4.タマネギとフレッシュコリアンダーは粗切りに。

5.ボウルに「肉団子の材料」と「スパイス等」をいれてよく混ぜ合わせる。

6.フライパンに油をいれ肉団子を揚げる。手の平で肉を包み込み、親指と人差し指でぷにゅっと搾り出すようにして、もう片方の指でちぎって油の中へ。スプーンですくうのもあり。その場合は中に空気がたまらないように注意(油に入れると破裂することがあるので)。

7.狐色になったところでざるなどに取り、油を切っておく。

8.次はパプリカ、ピーマンをさっと油通しする。強火。

9.フライパンに(7)(8)をいれ、あわせておいた甘酢を流し込む。強火。

10.とろみがでてきたら火を切り、ごま油をたらしてできあがり。
親友は多いほどシアワセ!かんぱ〜〜〜い!