イタリア編[2]村のマンマにドルチェを習う

ドモドソッラのジェラテリア「アマレナ」で。2ユーロカプチーノ1.3ユーロ、安い!COOPで見つけた離乳食、パスタとプロシュートトモコさんお手製リコッタチーズケーキに「ビルネンブロート」ブレッドプディングを作るマリカ昔はこうやってバターを保存していたマリカの古いレシピブックパスタ用めん棒を取り出すマリカどうぞ召し上がれ!ジャムタルトコーンミールのショートブレッド、おいしい!

午前11時、ドモドッソラの広場で、1日1ジェラート。

「アマレナ」という名のかわいらしいジェラテリアは2カ月ほど前、オープンしたばかりとか。

2ユーロ。ミルク味とピスタチオ味にした。本気度が高い。

だってジェラートをこれみよがしにショーケースに飾っているのではなく、クーラーポットの中におさめているから。

ピスタチオだって渋い茶色で、自然な色だもの。

店の前のテーブルに陣取る。ケイにも少しやった。

人生初アイスクリームはイタリア。

体内に刷りこまれ、日本に戻って棒アイスをやったら「これジェラートじゃないよ、カーチャン」などとほざくガキンチョになったらどうしよう…って私がまいたタネか。

冷たいよ。少し小さじですくってやった。パクパクッ。やっぱりおいしいのね。

広場でカプチーノ、1.3ユーロ。安いうまい。

やっぱりジェラートとコーヒーはイタリアが最高だな。

カプチーノが1.3ユーロ、パリなら5,6ユーロはする。しっかり骨太の味わい。

正午、巨大コープへ。

目移りするがトモコさんたちがわざわざ寄ってくれたうえ、待たせてしまっては…。

イタリアらしい離乳食はないだろうか。ミラノ風リゾットとか、スパゲティ・ボロネーゼとか。

フランスでは「鶏のバスク風」とか「アッチ・パルマンティエ(ひき肉とジャガイモの)」を試してみた。

赤ちゃんコーナーにはあまり種類がなかった。

それでも「プロシュート・コット」の瓶詰めとお子様用のパスタを見つけた。

パスタは1.3ユーロ。

「プロシュート」を開けてやってみた。80グラム入り2瓶で1.85ユーロ。食べやすいようであっさり食べていた。

午後3時、お手製リコッタチーズケーキ。

石造りの家に出かけるトモコさん、「くまとさん」を見送った。ほとんど工事現場、子連れではちょっと危ない。

トモコさんが手作りのケーキを差し入れてくれた。

リコッタチーズケーキはサクランボがいっぱいで、ちょっとの酸味が効いていて、でもバランスがいい。丁稚ケイが半分以上、食べてしまった。返せー。

トモコさんにレシピを聞いた。「ええー、すごく簡単よ」。そらんじていた配合を教えてくれた。帰ったら作ってみよう。

洋ナシのペーストが詰まったオリジナル・ケーキも食べやすい。

午後5時半、おやつ名人・マリカ現る。

息子の友人アドリアーナをアシスタントにやってきた。

ボンジョルノ!居候先・トモコさん宅の外で声がする。わ、もう。約束の時間より5分、早いじゃない。
ここはイタリアというのに。すばらしい。

すぐに部屋を出る。2階の台所で大荷物を抱えた女性2人がいた。ほおを寄せてあいさつする。わー、太陽みたいな笑顔!

これぞイタリアのマンマ。

3種類ものケーキを作ってくれるという。手書きのレシピを用意してくれた。材料はもちろん、量りやハンドミキサーまで持ってきている。

古いレシピ本まで。「トモコが言っていたの。チカコは古いレシピを探しているって」。

わざわざありがたい。お土産に地元産お菓子まで用意していてくれた。

気持ちがうれしいな。心がほかほかした。

マリカは61歳、本当は「ジョセフィーヌ・アレサンドラ・マリア・ルドヴィカ」という長い名前だそうだ。女王さまみたい。

作ってくれたのはパンプディング、コーンミール入りショートブレッド、ジャムタルトだった。

詳しくは帰国後、報告します!