いざゆけスーパー、それゆけおやつ。
レジ係を見ればスーパーが分かる。健康に気を使うあまり不健康になってしまったかのような男性、買い物かごの向こうはマウンテン・ビューですかと問いたくなる女性…。
「エンジョイ!」と声をかけられ、ほほ笑みかえしするのは当たり前。「ネークスト!」と仏頂面で呼ばれてもひるむことなかれ。
あなたも「スーパー勇者」。
おずおずと商品を並べる我が身に快感を覚えたら、あなたも立派な「スーパー勇者」に。
オーガニック・スーパーのトレーダー・ジョーズ(Trader Joe’s)のPB(プライベート・ブランド)商品を中心に、ハズレもいとわず、いざゆけスーパー、それゆけおやつ。
アメリカ・カナダ20日間の旅でスーパー11軒での戦利品を紹介します。
Trader Joe’s 全米に300店舗
PCC(シアトル) シアトル圏のオーガニック生協
ZABAR’S ニューヨークのユダヤ系高級スーパー
■トレーダー・ジョーズ
セミスィート・チョコレート・チップ(340g、2.29ドル)
チャーミングでおいしくて、お手ごろ。トレーダー・ジョーズのよさが現れた一品。こんなにたっぷり入って200円しないなんて!
この子をたっぷり使って人生の目標である「四方八方からチョコに攻められるチョコクッキー」をじゃんじゃん焼きたい。
エダマメ・チョコ(284g、3.49ドル)
スーパー勇者は冒険した。シアトルの居候先エツヤさんに買う前、尋ねた。
EDAMAMEってありますけれど、どうですかね?
「うーん…」。でもエダマメ好きだし、と強硬購入。帰って一口。うーん、エダマメ味、あんまりしないかも。先達には従うべきだった。
「コーティングチョコもの」は大充実。同行の友ライター・アミさんの見立ては確かだった。
ちょっとかみごたえがあって酸味が楽しいザクロチョコはおすすめ。
プチプチとしてカラフルなヒマワリの種チョコも。ちょっと悔しいけれど私も1票…。
トリプル・ジンジャー・スナップ(397g=約80枚、3.99ドル)
ショウガがピリリといい仕事ぶり。どこかなつかしい日本の駄菓子みたい。
生ショウガ、ジンジャーピール、ジンジャーパウダーのトリプル攻め。安い。
レモンハートクッキー(227g=約20枚入り、2.99ドル)
5センチ大のハート型がかわいい。全粒粉なのに素朴さより洗練されたザクザクした楽しいおいしさ。
レモンが不自然でなく香る。アーモンドパウダーと好マッチ。マネして作ってみたい。ファスナー付きの袋もありがたい。
ダークチョコレート・ミニプレッツェル(340g=約70枚入り、3.29ドル)
エツヤさんが教えてくれた。「クセになりますよ」。言葉通り、ポリポリ止まらない!
ダークチョコの大人の甘さにプレッツェルの塩けがサクサク、いい合いの手に。
トレックミックス(397g、6.49ドル)
スーパーはもちろん空港の売店でも「トレイル・ミックス」や「トレック・ミックス」は山ほど種類がある。ナッツとドライフルーツ好きには天国だわ。
迷いつつ選んだのはカシューナッツ、マカデミア、パイナップル、クランベリー、アーモンド入り。
焼き菓子やクッキーに混ぜても…と思いつつ、あっさりカラにしてしまう。おいしさも愛もスピードに現れるのよね。
スティック・インスタント・コーヒー(10本入り、1.99ドル)
ふつうにおいしいインスタントコーヒー。ま、中身なんてこの際、どうでもいい。
キュートでレトロな水玉柄にやられました。
かわいすぎ。おつかれさま、と手製の焼き菓子に添えて渡したい。何せ1本当たり20円もしないなんて!感涙もの。
シトラス・ガム・ドロップ(227g、1.99ドル)
淡いパステル調のまんまるグミにひとめぼれ。駄菓子もトレーダー・ジョーズにかかればこんなにキュートになる。
キーライム、ピンクグレープフルーツ、レモン、オレンジの4種類。お土産に。
■PCC
チョコチップクッキー〜ふつうタイプ、ビーガン向けタイプ、小麦不使用タイプ(18枚入り、5.99ドル)
3種類を食べ比べた。ふつうタイプはこれぞアメリカ、ねっちり食感。
卵・乳製品不使用のビーガン向けはショートニングでバター不使用。オーツも混じってカリカリほろほろした食感。マカロンみたい。
小麦不使用はモサモサしつつ、しっとり。食べ慣れるとおいしいかも…。
■ZABAR’Sのユダヤ菓子ルガラー(397g、7.98ドル)
NY在住の友人ノリコさんのお気に入り。
くるくる巻かれた三日月形がかわいい。シナモン味とチョコ味
。ふかふかしてしっとりとしたパン生地はどこかで味わったことが…そうだ、日本のクリームパンみたい。
サイズも小さくてかわいい。バター不使用。