1ユーロ≒100円。
パリ土産は決まっている。
定番と言う名のワンパターンかも。
スーパー・モノプリのエコバック、ポワラーヌのサブレにダ・ローザのレーズンチョコ…。
少しは新顔も混ぜよう。
いつものスーパー「モノプリ」や百貨店で、初めて連れ帰った子たちを紹介します。
ラヴ・オーガニックのお茶4個セット、14.9ユーロ。
すっきりしたデザインの鳥さんをモノプリでも見かけるようになった。
フランス製とは思わず通り過ぎていたら、大好きなクスミティーの別ブランドだった。
モスリン製のティーバッグが24個入り。
「スパイス」がテーマの4フレーバーは個性的だった。
モノプリ印のはちみつ250g、2.29ユーロ。
何てことないのだけれど、安くてスタンド式で使いやすい。
いつも滞在中、バゲットのおともに使い切ってしまう。
買って帰るのは初めてだがワンパターンといえば、ワンパターンかも。
モノプリ印のリンゴと洋ナシのコンポート、90g×4個入り、2.56ユーロ。
1歳児・丁稚ケイの「黙らせグッズ」なのだった。
ストローのジュースはうまく飲めないが、コンポートはチューチュー吸えるうえ、果物だから安心してやれる。
日本であまり見かけない。あっても輸入品で高い。
ゼリー飲料ならあるけれど。
オーガニックではないものだと90g×4個、1.89ユーロ。
リンゴとイチゴ、ヴァニラ入り。
チョコレート・マカロンの素、4.55ユーロ。
ベーキングパウダーで知られる製菓材料メーカーalsaは、すぐ作れるミックス粉もたくさん出している。
マカロンもあった。
難しいのに、本当にできるかな。
中を開けると袋が2つあった。生地と詰め物用だな。
用意するのは卵白と牛乳…か。
卵白を泡立てたら生地のパウダーを混ぜる。
マカロナージュと呼ぶ生地を練る作業はいらない。
スプーンで生地を落とす。
そのまま乾かさずにオーブンに入れ、50℃のオーブンで20分、150℃で15分焼いた。
詰めるガナッシュは牛乳で伸ばすだけ。
ひび割れることもなく、つるりんお肌に仕上がった。
ちょっとブサイクだけれど、マカロンだ、わーい。
お味もしっとりねっちり、ちゃんとマカロンだった。
パスタ・パリ。250g入り、3.2ユーロ。
ノーマルな色のエッフェル塔、トマト味のノートルダム寺院、ホウレンソウ味の凱旋門の3種類入り。
「色つきパスタなんて論外」と言っていたイタリア・ピエモンテのパスタ博士が見たら顔をしかめそう…と思いつつ買う。
手荒なタダ運送にもかかわらず、ほとんど倒壊せず無傷だった。
素晴らしい。耐震パスタだわ。
でも、ゆでたらどうなるかな。
ダマン・フレールのダージリン、13ユーロ。
百貨店ル・ボンマルシェ食品館で老舗の紅茶を。ホッとする伝統の味わい、好きだなぁ。
ギャラリー・ラファイエット食品館も楽しい。
ル・ボンマルシェ食品館は世界中から取り寄せた食材がそろう。
楽しいけれど、うっかりするとスペイン産の塩やイタリアのパスタに手を出しかねない。
旅行者としてはフランスだけを選びたい。
ラファイエットのほうがフランス中心で分かりやすい。
塩キャラメルソース、160g入り6.5ユーロ。
ブルターニュの棒キャンディーで有名な「ラ・メゾン・ダルモリンヌ」社製だった。
やはりブルターニュ名物・クレープにのせたい…というのは表の顔、本音はチューチュー吸いたい、いや飲みたい。
だってこのボトルですから。
入れ物のせいにしちゃいかんか。
ミニカリソン、160g入り6.9ユーロ。
南仏名物のアーモンド菓子カリソンは6月、おいしいのに出会っていた。
現地在住ジャーナリスト・ユミコさんからもらった。
創業90年の菓子店「ロワ・ルネ」製だった。
パリじゃ買えないと思っていたが、ラファイエットに並んでいた。
やるなおぬし。
バターサブレの缶、130g入り、10.5ユーロ。
またしても缶買い。5㎝×4㎝の長方形サブレが8枚ずつ入っている。
あぁ、見過ごせない。「おいしかったらどうしよう…」。
おびえてまた、手が伸びるのだった。
失敗しても缶が買えたと思おう、と言い訳しながら。
箱を開けて、ひとかじり。ふむふむ、想定内か…。
老舗パン店・ポワラーヌを越えるサブレには今回も出会えず。
ホッとするような残念なような。