シークヮーサーってご存知ですか。
僕はいままでこれをカボスか酢橘のように絞って使うものと思っていました。でも、沖縄の大宜味村では熟したものを食べるんだそうです。
そう、みかんのような感覚で。
自然や伝統を大切にすることで知られる北部の大宜味村(オオギミソン)。
呼び方は一般にはシークヮーサーですが、こちらは熟したものをクガニと呼びます。大宜味村のクガニは厳密にいうとシークヮーサーとは違う種類らしいですが、まぁ堅いことは抜きで大雑把に扱われているようです。
マーケットのおばさんに聞いたら箱に山積みのクガニを指差して「食べてみるさね。まだ早いけど、甘いのもあるから」と、これまた大雑把というかおおらかなご返答。(12月初旬の話)
僕は黄緑色のそれを一つ手に取り皮をむいてぱくり。
で、これが想像以上に甘かった。レモンのようなシャープな酸味も実に南国風。ゴルフボールくらいの可愛いサイズですから何個でも食べたくなりました。
ジュース製品もいくつかあって、蜂蜜や黒糖を使っていました。どっしりと深い甘味が鋭い酸味といいバランスです。
はい、そりゃもう疑う余地はないですね、ここでメープルの出番です。
結果は思ったとおり。
メープル特有のコクがぶゎ〜んと広がっていい感じです。通常の砂糖ではこのぶゎ〜んが湧き出てこないんですよね。ただし、香りはやはりシークヮーサーにはかなわない。というかライムとオレンジを混ぜたようないい香り。
そこに一仕事を加えまして、ウコン(ターメリック)とショウガの絞り汁をリトルビット。いやはや、どんな風邪も吹き飛んでいきそうなパワフルさです。
僕は完全に虜になりまして、現地ではドリンクを4,5リットルも飲み、実も4、5キロ買いあさってしまいました。
こんな旅をしているせいか、身体にも大きな変化が現れました。それは、僕の顔面に起こっていた肌荒れが消えてなくなったことです。まるで大宜味村の白砂のビーチのように綺麗さっぱりと。この1年どんなクリームを塗っても治らなかったんですけど。本当に不思議です。
たぶん、シークヮーサーのおかげだと思います。
大宜味村、ニフェーデービル!
(沖縄言葉=ありがとうございます)
☆With メープルシュガーレシピ7
『沖縄のおかげシリーズ。その2.綺麗さっぱりジュース』
シークヮーサー 10個くらい
ウコン ちょこっと
しょうが汁 適量
メープルシュガー 大さじ1
お湯 少々
1.シークヮーサーをひたすら絞る。種は取り除く。
2.少々の湯にメープルシュガーを入れてよく混ぜる。
3.そこにウコンとしょうがも加える。
4.グラスに注ぎ氷を入れる。
5.シークヮーサーの果汁を加えて出来上がり。好みでソーダを少し加えるのもGood!