前回にご紹介した「必殺の万能トマトソース」を作ってみましたか?なんにでも使えそうな感じだったと思います。ばんばんと応用してくださいね。
今まであのトマトソースを教えた方々からよく聞かれるのが、カレーやパスタなどのソース系以外にどんな使い方があるのかということ。
前回のときにピザなどをお伝えしましたが、それ以外だとチャーハン。鶏肉や玉子などを使ったいわゆるチキンライスもいい感じです。
意外なところではフライモノのソースとして。さらに市販のドレッシングなどとあわせてサラダにかけるのもばっちりです。おまえにレッドペパーやハーブととともに魚介類や野菜を煮込めば、西洋風の魚介スープもなんのその。
いくらでもアレンジができます。そんな中で今回は夏に相応しい一品を提案したいと思います。それは「エビチリ」です。ええ、中華料理のそれ。
しかし、今回のトマトソースにはそれなりにスパイスが入っていますから、いつものようなケチャップ丸出しのものとは少し違った風味になります。なんといいますか、わずかにインド系の風味がありつつ、柔らかで丸みがあるというか。そう、まさにメープルと同じラインのナチュラルな感じ。
でもって今回はやや辛味を効かせたいと思います。優しさと攻撃性の両方を兼ね備えると料理はぐ〜んと魅力的になりますから。はい、ビールもごはんのおかずもどちらもOK!
ちゃちゃっと小エビに塩と酒をまぶしてから水で洗いましょう。そして片栗粉をつけて揚げるのです。
エビチリもいろんな料理法がありますが、このように小エビをてんぷらにしてからチリソースと絡めるのは、僕が昔勤めていた大衆中華料理店のテクニックです。(師匠、テクいただきます)
ソースと合える具はネギのみ。ただし白ネギの青い部分と白い部分の両方を使いわけます。香りと色合いを意識してのことです。ネギもスパイスですからここはちょっとしたこだわりポイントです。
最後はやっぱりごま油。ええ、スパイスオイルです。この香りでぐ〜っと食欲がわきあがります。
お腹がすいてきましたか? さっそくスーパーか魚屋へ走ってください!
☆With メープルシュガーレシピ21
『小エビの辛口トマトソース』(約2人分)
材料
小エビ 100g
玉子 1個
片栗粉 大さじ2〜3
塩 少々
トマトソース 大さじ2〜3
トウバンジャン 小さじ1
酒 大さじ1くらい
スープ
鶏がらスープ 1カップほど
塩 適量
片栗粉 小さじ1〜2*水で溶いておく
その他
白ネギ 15センチ
ニンニク 1片
ショウガ 小さじ2くらい
ごま油 ひとたらし
1.白ネギの白い部分、青い部分のそれぞれを幅1センチほどに切る。
2.エビに塩と酒をまぶしてから水で洗い流し、ざるにとって水気を切る。
3.ニンニクとショウガはみじん切りにしておく。
4.エビの衣を作る。玉子と片栗粉を入れてよく混ぜ合わせる。
5.鍋にたっぷりの油を入れてエビを揚げる。*水気があると跳ねるので火傷に注意
6.エビをざるにとっておく。
7.フライパンに揚げ油を少しだけたらして、豆板醤を炒める。
8.焦げないうちにニンニクも炒める。
9.すぐにネギの青い部分をいれる。
10.全体がまとまればトマトソースとネギの白い部分、ショウガを入れてさっとかき混ぜる。
11.スープを加えて味見。塩気を調節する。
12.味が決まれば揚げておいた小エビを入れて、よくかき混ぜる。
13.次に水溶き片栗粉を入れてとろみがついたら火を消す。
14.仕上げにごま油をひとたらししたら出来上がり。