ついに出しちゃいます、club-THALI史上の傑作品と呼ばれたこれ。
club-THALIとはわたくしカワムラが2007年(1年間)に開催したスパイス料理研究所のことです。
この1年の間で創出したスパイス料理メニューは約100品。中には限定的な素材もあるので実際には再現が不可能なものもあります。
しかし、今回ご紹介するスパイス寿司はいつでもどなたでもできます。ええ、毎度のことながら答えを見ると簡単なんだけど、実際にやってみると手間隙はかかります。
僕はその昔、食べられない時代に(どんな時代だっ・そんな古い話やないねんけど!)
すし屋でもバイトをしていたことがあるのです。わっはっはっーーー
といっても今回は巻き寿司にしましょう。握りはやっぱり難しい。巻きならかなり現実的ですもんね。
まずはお米から。はい、本当にシャリを仕込むんです。
米は通常のものでいいでしょう。ポイントはスパイスwithメープルですので。
米を炊くときにターメリックを少しだけ入れます。でもって塩も少しだけ。(昆布は不要)
これで色鮮やかで味にメリハリのある米が炊けます。
そして酢も通常の寿司と同じ。もちろん糖分はメープルです。
ところでレシピの量を見て、作った事のない方は多いように思うかもしれませんが、実はこれでけっこう少量です。
ちまたの寿司に使う糖分はもっと多いです。
それに調味料もいろいろとたくさん入っていたりします。
出来上がったら煎りゴマを入れるのがさらなるポイント。
できるだけ上質の白ゴマ、または金ゴマと呼ばれるものがベストです。
これでスパイスシャリのできあがり。
今回の中身はいたってシンプルなのものにします。
(皆さんがいろいろとアレンジしたくなるように)
具の名はカレーそぼろ。
鶏ミンチのカレー粉炒めです。
はい、ばっちりと醤油と酒を効かせてますので、ばっちりと和風テーストです。
そしてアクセントとして今回キューリとタマネギのみじん切り。
もちろんお好みで調節してください。
ポイントは瑞々しくて歯応えの強いものがいいでしょう。
これらをぐぐっと巻いて適当な大きさに切り分けます。
じゃじゃ〜ん、スパイス巻き寿司の出来上がり!
ふんわりと香るカレー粉の風味、引き締まる醤油の味、米の酸味と時折はいってくるぷちぷちの食感。
これらすべての内側からメープルがじんわりと染みてきます。
わ〜〜〜ぉ、書いてるだけでも美味そうだ、ってさっき食べたところなんですが。
あぁまた秘伝を公開してしまった。
おそらくこのあたりが頂上かもしれません。
あとは山を降りるのみ。
うそうそ。これからも頑張りますのでお楽しみにチェッキンよろしくネット!
☆With メープルシュガーレシピ25
『カレー巻き寿司』(巻き寿司にすると6本くらい)
鶏カレーそぼろ
鶏肉ミンチ 200g
メープルシュガー 大さじ1半
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
醤油 大さじ1
塩 小さじ1
カレー粉 小さじ2くらい
クミンシード 小さじ1/2
ショウガ 大さじ1
シャリ(1)
米 3合
塩 小さじ1/3
ターメリック 小さじ1/4程度
シャリ(2)
メープルシュガー 大さじ1半〜2
塩 小さじ1
酢 大さじ3〜4*好み量
煎りゴマ 小さじ2〜3
その他
油 大さじ1
たまねぎ 1/2個
キューリ 1本
巻き寿司用の海苔 適量
1.お米を洗い、材料(1)を加え、よく混ぜてから炊く。
2.フライパンに油、クミンシードを入れ火をつける。
3.クミンシードから小さな泡が出てきたら鶏肉ミンチを入れて木べらなどで崩しながら炒める。
4.全体に火が通れば、メープルシュガー、みりん、酒、醤油をすべて入れてよく混ぜ合わせる。そして塩、ショウガも加える。
5.全体を煮詰めるような感じで炒めたら、最後にカレー粉を入れて再びよく混ぜる。
6.しっかりと煮詰まったら出来上がり。火を消して容器に移しておく。
7.タマネギをみじん切りにしておく。
8.キューリを縦に6等分にしておく。
9.シャリの材料②をよく混ぜ合わせておく。
10.ご飯が炊き上がったら大きなボウルや桶などに移して、(2)をかけながら切るようにして混ぜ合わせていく。
11.シャリを切りながら、うちわなどで速やかに冷ます。
12.炙った海苔を巻き簾に置き、シャリ、キューリ、タマネギ、鶏カレーそぼろを載せて巻き上げる。
13.包丁で適当な大きさに切れば出来上がり。海苔の風味とシャリのぷちぷち、スパイス風味の鶏そぼろ、野菜のしゃきしゃき。バンザ〜イ!