ベトナム麺フォー店の名物は、滑り過ぎる床、やわらかーいお肉。
船の形をした老舗「フォー・バック(Pho Bac)」へ。シアトルの友エツヤさんが20年来、通う店。ひゃー、床が滑るー。及び腰でテーブルへ。お店の人まで椅子につたい歩きしながら丼を運んでいる。危ない危ない、大笑い。「滑りますよ、って言ったでしょ」とエツヤさん。いやそうなんですが、それにしても。あまりに鏡のようなので。ウケすぎやでー、私。
お肉のやわらかさは芸術的。揚げパン油条に北京を思い出す。
オーガニック愛好者の聖地「トレーダー・ジョーズ」へ。赤いカートがかわいい!店内に入る前から興奮。
「ふつうバナナ」は1本19セント(16円)、オーガニック・バナナは29セント(25円)。売り場も別々に。さあ、どっちを選ぼう。
あれ、赤子連れの友アミさんがいない。チョコレート・コーナーで発見する。「ちょ、ちょっとどうしよう」「目移りするね〜」。チョコレート・チップ・クッキーに焼きこむのによさそうなチャンク(塊)も山ほど!
棚の端から端までサワークリーム! 種類もたくさん、値段も安い。日本だと1種類しか置いていないから、そわそわうきうき。全部手にとってしげしげ眺めたい。トレーダー・ジョーズ自社製品が充実。
自社ブランド、西海岸ブランドなどよりどりみどり。朝食のパンにたっぷり、塗るんだろうな。和食でいうと、ご飯のお供か。何だか味噌みたいに見えてきた。
1953年創立。シアトル圏に9店舗、会員4万5000人の生協へ。にぎやかでかわいく、とっつきやすい「トレーダー・ジョーズ」に比べてオーガニック本気度アップ、「やや硬派」な感じ。シアトルの友エツヤさんが会員なので買い物できるぞ、うっしっし。
「セルフ量り売りバー」では自分でボトルに注ぎ、品番号をシールに鉛筆で書いてペタリ。レジまで持っていくしくみだそう。私もやってみよう。
バーを倒してメープルシロップを注ぐ。あわわ、ぶくぶく泡立ってボトルからあふれちゃった。どうしよう。手はべたべたに。このまま置き去りにしていいかなあ。ちっともエコでない提案をして、赤子連れの友アミさんに動揺ぶりを大笑いされる。
もちろん素材はオーガニック。地中海風チキンサラダ、タイ風サラダ…。椅子とテーブルがあってすぐ食べることもできる。
味は分からないけれど、品数は東京のスーパーに負けていないぞ。さすがに京都には及ばないけれど。どれも3ドル(230円)ほどと高め。
トレーダー・ジョーズで人気NO.1という「マンダリン・オレンジ・チキン」を試してみよう。1袋600g入り、4.99ドル(430円)。
冷凍から揚げを温めて、添えられたタレをからめれば出来上がり。甘酸っぱくてしっとり。アメリカの人にはこういう味がウケるのね。