1ユーロ≒100円。
4日目朝、雨のピエモンテをあとに。
3泊の滞在中、あまり晴れなかった。砂漠のドバイに雨を降らせたと自慢するほどの雨女だが、ヨーコさんも雨女という。じゃあ仕方ないね。
ダブル雨女でまた来よう。マンゴー村でヨーコさんのピアノコンサートを開くというのはどうだろう。
また押しかけてまちづくりに参加する気満々なのだった。
バッハやシューベルトを演奏しながら、彼らが愛したおやつを披露するというのもいいかも。6人で盛り上がった。
ピエモンテから1時間半余り、トリノ空港に着いた。
イクコさん宅のヘーゼルナッツの木から実を拾う。雨も降っていて5粒ほどだけだったが「ピエモンテの森でヘーゼルナッツ拾いをした」と自慢しよう。ウソじゃないもんね。
B&Bが正式オープンしたら、友人たちを連れて来よう。
村で食堂を営むマンマに料理を習い、ピッツェリアでピザを焼く。ヨーコさんのピアノ演奏をブドウ畑で聴こう。
地元のワインを村の人たちと一緒に飲みながら…。
なんて素敵なんだろう。妄想ワールドに突入して鼻血が出そう。
今回の旅は終わるけれど、また次のワクワクを仕掛けよう。
エールフランス1103便、トリノ10時25分発。
トリノの空港で朝食を。フォカッチャ5.3ユーロ、ドーナッツ0.9ユーロ。
プロシュートハムとモッツァレラ、トマト入り。空港とは思えないレベルだった。
さすが。ドーナッツもヘーゼルナッツとチョコレート入りで、ピエモンテらしい。
パリのシャルル・ド・ゴール到着、午前11時半。
機内は空いていた。よかった。1時間ほどのフライトでもエールフランス、ちゃんと機内サービスがある。
「シュクレ?サレ?(甘いの?塩けのもの?)」と訊かれ、両方!と答える。
日本でも買える定番、マダム・プーラールのビスケットとミニグリッシーニだった。
空港から7区ショメル通りのホテルへ。タクシー60ユーロ。
パリに着いたら快晴だった。暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい。やっぱり雨よりいいな。ホッ。
凱旋門からシャンゼリゼを通ってエッフェル塔をかすめる。「これで観光は終了です」。相方ユウさんに言う。
百貨店ル・ボンマルシェの裏にあるホテルへ着いた。
6区の「ジル・ヴェロ」でおそうざい5種類、38.94ユーロ。
5月のパリで通いまくったそうざい屋さんの支店へ。またまた目移りする。
キノコ入りパテ、13.11ユーロ。1キロあたり46ユーロ。
コショウが効いていてパンにあう。定番の味、これぞパリだな。
リオン4.58ユーロ。1キロあたり19.1ユーロ。
リオンは角切り豚をカリカリに焼いたもので、フランス版焼き豚か。コショウがたまらない。見た目よりうんとあっさり。
フォアグラとイチジク入りパテのパイ包み、1切れ12.88ユーロ。
1キロあたり46ユーロ。6月にもたっぷり味わったが今回も。イチジクのプチプチ、カモによくあう。
オングレ・ド・ヴォー、1枚3.72ユーロ。1キロ31ユーロ。
オングレ(牛の横隔膜)のソテーを試してみた。日本で言えばサガリかハラミか。
感動した。何て言ったらいいんだろう、肉のうまみたっぷり。かぶりつくぞー。
ラタトゥイユ、4.65ユーロ。
1キロ16.6ユーロ。家庭料理の定番だけれど、やっぱりしっかりプロの味だな。ぼやけず輪郭がある。
丁稚ケイ、2度目のリュクサンブール公園。
食後は思いっきり遊ぼう。昨年9月末にも訪れたが、まだ首も座っていなかった。
1年後は微発砲ペリエの1リットルボトルをぶんぶん振り回して大はしゃぎしている。
はー、ちょっと休憩しよう。抱っこのし過ぎか四十肩か、腕が重たい。トホホ…。