ありがとう「くるるん」。
西鉄久留米駅前にある子育て交流プラザ「くるるん」にはお世話になった。岡山大での講演のため600枚以上のサブレを焼いたり、パソコンで作業したり。
「ここぞ」で1歳4カ月の丁稚ケイを預かってもらった。
理由を問わず、市民でなくてもOK、事前登録もしなくてOKなのはありがたい。
おまけに電話1本で預かってもらえる。キャンセル料もかからない。
1時間600円(3歳未満)は東京で利用している区の一時預かりと同額だが、利用しやすさが断然、違う。
「大ざっぱ&大っぴら&おおらか」がモットーとしては助かった。
小学1年生の甥っ子ユウとリョウにも助けてもらった。
ちょっと見てもらえるだけでありがたい。プチ・モンスターと化したケイと2人ではおちおちトイレも行けないから。
彼らの小学生生活も垣間見た。リョウが学校からもらってきた学級通信にこうあった。
「筆入れの中はそろっていますか?」なつかしいな、筆入れって。続く文章に目が止まった。
「鉛筆を削いでいなかったり」「削いだ鉛筆5本」。
鉛筆は削るんじゃなくて、削ぐんだ。削るよりとがっていそうだな。
さらに別のプリントを読む。「言われてうれしい言葉」を「ふわふわことば」として子どもたちが授業で発表したらしい。かわいいな、ふわふわ言葉って。
「がんばれ」「いっしょにあそぼう」…。おや。
「かたらせてあげるよ」。どういう意味だろう。
へ?小1とは思えぬ大人びたセリフだが。発言権を認めるってこと?ひょっとして人気アニメの主人公のキメ台詞とかなんだろうか。
姉に尋ねる。「たぶん、このあたりの言葉だよ」。じゃあ、どういう意味なんだろう。「知らないけど…」。
6歳のリョウに訊いた。あっさり言った。
「一緒にやっていいよ、入っていいよっていう意味ばい」。
へええ、さすが福岡ネイティブ。即答した。日本も広い。
さて帰ろう、丁稚ケイと一緒、37回目のフライトで。
その前に買い物したい。博多阪急にはバウムクーヘン「クラブハリエ」の喫茶がある。
滋賀の本拠地で食べて大好きになった。ほわほわ、できたてのバウムクーヘンの生クリーム添え。472円。
なつかしい。もっとクリーム、てんこ盛りにしてほしい。関西でなら言うが。
JR博多駅にある商業施設デイトスへ転戦する。
おめあては和菓子店「鈴懸(すずかけ)」の野菜の砂糖漬けだった。パリ留学時代、福岡の同僚が手土産に持って来てくれて感激したっけ。
ユズ、サツマイモ、ゴボウ、レンコン、ニンジンの5種類をかごに詰めてもらう。1418円。
包装を待つ間に散歩する。
おや、ショーケースにポンド売りバターが。
熊本の弘乳舎が出店していた。なかなか見かけない。ずいぶん白い。生クリームをかためたみたい。そそられた。450g840円を2つ買う。スーツケースを広げて、ゴロン。
出発1時間前、福岡空港へ。
JR博多駅からは地下鉄で2駅、いつも思う。本当に便利だな。
めんたいこの「椒房庵(しょぼうあん)」へ。
3種類の無添加のだしパックも買った。最愛はイカのユズ麹漬けだった。130g、735円。あっというまになくなってしまう。
6番搭乗口の売店で発見。ポテトハウスのポテトチップス。
何だか見るからにおいしそう。「かつて福岡に米軍基地があったころ、基地関係者に作り方を教わった」のだそう。
173g入り、350円。いや、まいりました。
しっかり歯ごたえがあって。一袋、あっさり食べてしまった。
福岡と言えば…の、鶏ごぼうおむすび。
東北ではどこでも、味噌味の真ん丸の焼きおにぎりが標準装備だった。福岡ではしょうゆ味の鶏ごぼうおむすびがどこでも売っている。2個315円。
羽田空港に到着。まだ買うか…東京土産。
バギーでも入りやすい「空いていて広くてアクセスも便利な店」は東京では見つからない。羽田だとちょっと気の利いたものが一網打尽にできる。
西光亭の東京スカイツリー柄のクッキー、1260円。
代々木上原の本店には行ったことがないけれど以前、いただいてうれしかった。「羽田限定」とあったマメ菓子もつい。「限定」に弱すぎか私。
ディーン&デルーカのキーマカレーパン、315円。
レーズンやヒヨコマメが入っていて偏愛しているのだった。買い過ぎた。でも時間もおカネもおやつも有限、いつもそこにあるわけじゃない。逃すまじー。