フミコさんの友人アシーナさん宅へ。
フミコさんが勤めるワイカト大学の同僚で、お母さんがギリシャ出身なのだとか。
ぜひフムスを習いたい。
「ハモス」とも呼ばれるヒヨコマメのディップで、私の大好物だった。
ギリシャのママの味を教わりたい。
太陽みたいな人。なんてチャーミングなの!
ハミルトン中心部から車で10分、牛が草を食む田園風景だった。
詳しくは帰国後、レシピ付きで紹介します!
緑に囲まれたフミコさん宅へ。
お、かっこいい。しゃたおうちだった。
デザイナーズ建築らしく、コンクリート打ちっぱなしの内装だった。
おしゃれだな。広い庭にはアボガドの実がなっていた。いいなあ。
でもとても手が届かないところに実がなっている。
「ポッサム(フクロギツネ)のごはんですね〜」。フミコさんが笑った。
確かに丸くて硬いタネだけがあちこち、転がっていた。
広いキッチン、ひとめぼれ。
整然と並んだスパイスにナイフ…インテリア雑誌に登場しそう。あこがれる。
どこの家庭も当たり前のように緑の庭に向かってキッチンがあるんだな。心からうらやましい。
スーパー「ニューワールド」で買い出し。
宿のすぐ向かいにある倉庫型スーパー「パックン・セーブ(PAK’n SAVE)」と同系列だけれど、ちょっと高級路線、しゃれている。
広いディップコーナーがあった。
フミコさんはおいしそうなディップを買っていた。「モロッコ風にんじんディップ」だった。
どれどれ。
ニンジン、ヒヨコマメ、ひまわり油、フェタ(ギリシャのチーズ)、タヒニ(練りごま)、はちみつ、塩コショウ、とあった。
クミンかな、ちょっとインドっぽい味がする。
マネしてみよう。
クライストチャーチから引っ越して来たヨーコさん宅へ。
フミコさんと歩いて向かう。気温28℃、ちょうどいい。
ヨーコさんと2人の子どもたちが迎えてくれた。
家のすぐ隣が広いグラウンドがあった。クリケットをしている人たちが借景なんていいな。
これぞニュージーランド、のデザート「パブロバ」。
ずうずうしくヨーコさんにリクエストした。素敵なケーキ台に作って待っていてくれた。
「ピロージナエ・カルトーシカ」も。
ジャガイモのケーキ、という意味だそうだ。
ジャガイモを使ったケーキというわけではなく、かたちがジャガイモ風だから、なのだとか。
義母リーダさんの味。
もともとはビスケットを砕いて作っていた。
ロシアになり、ソ連時代と同じビスケットが手に入らなくなって、パン粉で作るようになったとか。
だから「リーダおばあさんのジャガイモケーキ」なんだ。
なつかしい母のおやつなんだな。「日本で言うとおはぎでしょうか」。
フミコ先生が言った。そう言われたら何となく、四角いお重に詰められているような…。