午前11時、アーニャさん宅へ。
宿からワイカト川を渡って20分、ユニオン通りまで歩く。
姉に予定が入ったため、7歳の甥っ子ユウ&リョウに1歳8カ月の俺様ケイを連れて行く。
ケイはもちろん、ユウとリョウも心配。
アーニャ宅には初日に行き、コーン・フリッターでもてなしてくれた。広い庭、隣はブランコもある公園という遊び場天国だから大丈夫と思うけれど…。
隣の公園で遊んでいてねー。
泣き叫び暴れ疲れたケイは、バギーで眠った。しめしめ。
アーニャはドイツ語翻訳家。
オランダ国境に近いドイツ北西部・ラインランド出身で20年前、ニュージーランドにやってきた。
リンゴのソースを添えていただくポテトケーキはユウとリョウがパクパク、食べてしまった。
「キュウリのスープもいかがかしら?好みだといいけれど」。
そう言って作り始めた。出来上がりは驚きの「きゅうり入りラッシー」だった。
ヒンベアクワーク、簡単でおいしい。
キイチゴとドイツのフレッシュチーズ「クワーク」、黄金タッグがたまらない。ヨーグルトより酸っぱくなくって食べやすい。
詳しくは帰国後、レシピ付きで紹介します!
午後1時半、レストラン「パレット」へ。
ワイカト大での「おやつデモ」打ち上げ会をしよう。
仕掛け人・フミコさんと待ち合わせた。
ニュージーランドの「ベスト・リージョナル・レストラン」に2012年、選ばれたという。週4日だけしているランチを狙った。
ワイカト川沿いのテラス席へ。
うっそうと繁ったシダの向こう、川面がキラキラまばゆい。
「これぞニュージーランド」の景色に包まれる。
夜になったら薄明りに照らされるんだろうな。
前菜、地元産「ハルミ」のソテー、ビートルートに洋ナシ、ロケット添え。
「ハルミ」はちょっと硬くてクセがないキプロス名物のチーズだった。
毎日通うスーパー「パックン・セーブ」で見つけ、焼いて食べた。
ちょっと塩けが強かったけれど、ここのはほどよい塩加減だった。独特の歯ごたえがたまらない。
また会おうね、ハルミちゃん。
メーンはワイカト産ラム肉にトウモロコシのピュレ、豆入りラヴィオリ。
わぁ、お上品だな。付け合わせもかわいらしい。やわらかい肉、しっかり味わっておこう。
デザートは、クレーム・キャラメル。
ちょっとオレンジが香る。
プリンよりうんと濃厚だな。生クリームで作っているんだろうな。デコレーションも夏らしくて愛らしい。
パンが出ないのは普通だそうだ。「ソースぬぐい」として1切れ、2切れ欲しいところだが、まぁいっか。
シックな店だけれど気取らない。サンダル履きの客もいた。夏のせいかキウイ気質か。
1人60ドル余りだった。
16:00~,怪獣ケイの暴走は続く。
日付が変わるころまで眠らない。
抱っこひもを引っ張ってきて「ここに入れろ」と要求する。
もう眠ったかとベッドに寝かせるととたん、体をぐぃんぐぃんさせて泣き叫ぶ。
よくもまああんなに動くなぁ。とーれとれぴーちぴち、ケイ料理〜。